
長島 雄太

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こんにちは、長島です。
早速ですが、あなたは格安SIMを使っていますか?
・・・・えぇぇっ!?まだ格安SIM使ってないんですか?
それは早く乗り換えた方がいいですよ!!
と偉そうなことを言っていますが
そういう私も実はつい先日ソフトバンクから格安SIMに変えたばかりなんです。
最近はテレビやネットCMでもかなり宣伝されていて知名度が上がってきているのに、
それでも私の周りで格安SIMを使っている人はそんなに多くありません。
なぜ格安SIMに乗り換えない人が多いのでしょうか?
恐らく、その理由は格安SIMのデメリットとメリットについて誤解している人が多いからではないでしょうか。
この記事を読んでいるあなたも格安SIMに乗り換えるとお得なのはわかっているけど
何となくデメリットの方が多いと感じているから乗り換えていないのではないでしょうか?
ネットでは格安SIMのデメリットに関して色々と記載されていますが、
実際にはそのほとんどがデメリットだと言えないレベルの事がデメリットとして紹介されています。
また、逆に格安SIMに乗り換えるメリットについってしっかりと理解されていない人も多いと感じました。
そこで、この記事では格安SIMに乗り換える上でのデメリットとメリットの真相に迫り、誤解を紐解いていきたいと思います。
この記事の目次
- 1 格安SIMに乗り換えない理由はデメリットの過大評価とメリットの過小評価
- 2 格安SIMのデメリットの真相
- 2.1 デメリット1:音声通話の料金は高くなる可能性がある
- 2.2 デメリット2:月々の支払いがクレジット決済のところが多い
- 2.3 デメリット3:違約金やMNPの料金が発生する
- 2.4 デメリット4:LINEのID検索と電話番号検索が使えない
- 2.5 デメリット5:電波が悪い・通信速度が低下しやすい
- 2.6 デメリット6:SIMロックの解除端末である必要がある
- 2.7 デメリット7:サポートを受けにくい
- 2.8 デメリット8:初期設定を自分でしなければいけない
- 2.9 デメリット9:大手キャリアのサービスが使えない
- 2.10 デメリット10:一部テザリングが出来ない会社もある
- 2.11 デメリット11:電話が使えない期間がある
- 2.12 デメリット12:乗り換え作業が面倒くさい
- 3 格安SIMのメリットの真相
- 4 まとめ:大半の人は格安SIMに乗り換える方がメリットが大きい
格安SIMに乗り換えない理由はデメリットの過大評価とメリットの過小評価

先ほども言いましたが、最近では格安SIMの知名度はかなり上がってきているので、多くの人は格安SIMの存在をしった上で乗り換えていないわけです。
じゃあ、なぜその人たちは格安SIMに乗り換えないのかというと
【格安SIMに乗り換えるデメリット>格安SIMに乗り換えるメリット】と考えているからだと思います。
これまで私が格安SIMに乗り換えてこなかった理由も
格安SIMに乗り換える色々とデメリットが多そうと感じたからでした。
実際にネットで格安SIMに関するデメリットを調べてみると、以下のようなデメリットが挙げられていました。
- 月々の支払いがクレジット決済のところが多い
- 音声通話の料金は高くなる可能性がある
- 電話が使えない期間が存在した
- LINEのID検索と電話番号検索が使えない
- 電波が悪い・通信速度が低下しやすい
- SIMロックを解除する必要がある
- 違約金やMNPの料金が発生する
- サポートを受けにくい
- 初期設定を自分でしなければいけない
- 大手キャリアのサービスが使えない
- 一部デザリングが出来ない会社もある
- 乗り換え作業が面倒臭い
そして、一方で格安SIMに乗り換えた場合のメリットも検索してみると・・・
- 年縛りなどの規約がない
- 自分の利用状況に合わせたプランが選べる
- 価格が安い
たった3つだけでした。
『これだけ沢山のデメリットがあるのにメリットがたった3つしかないなら、正直いって乗り換えなくてもいいかな?』って、思ってしまいますよね?
まさしく、【デメリット>メリット】の式が成り立つわけです。
しかし、実際に格安SIMに乗り換えてみて思ったのはデメリットが過大評価されていて、メリットが過小評価されているということでした。
ネットで言われているデメリットは実は大したデメリットでなく、また、逆にメリットに関しては想像していた以上に大きかったのです。
つまり、格安SIMの本当のデメリットとメリットを理解すると
明らかに【デメリット<メリット】であり、乗り換えない理由が見当たらないのです。
格安SIMのデメリットの真相
以下ではネットで格安SIMに乗り換えた場合のデメリットとして挙げられている内容と、実際に私が格安SIMに乗り換えてみて感じた内容を比較していきます。デメリット1:音声通話の料金は高くなる可能性がある

格安SIMの最大の欠点とも言われているのが一般電話への通話料が高い事です。
大手キャリアでは“かけ放題”のように長時間電話をしても通話料が一定というサービスがありますが、格安SIMだと1分40円と非常に高額です。
ただ、最近では通話してから最初の10分が無料になる『誰とでも10分かけ放題』、『誰とでも3分&家族と10分かけ放題』、『完全無料通話プラン』などの電話をたくさんしたい人向けのプランも出てきているのでこのデメリットは解消されつつあります。
又、特に最近では電話よりもLINE通話をしている人も多く、LINE通話であれば格安SIMでも通話料金は掛からないのであまりデメリットとして感じない人も多いのではないでしょうか。
デメリット2:月々の支払いがクレジット決済のところが多い

大手キャリアでは月々の利用料は銀行口座からの引き落としで料金を支払っている人がほとんどだと思います。
しかし、格安SIMでは多くの格安SIM会社がクレジットカード決済を採用しているので、格安SIMに乗り換える際の契約書にクレジットカード情報を記載しなければなりません。
だから、クレジットカードを保有していない場合には利用することが出来ない会社もあります。
ただ、最近ではクレジットカードを1枚も保有していないという人は少ないと思うのでこちらもデメリットは言えないと思います。
デメリット3:違約金やMNPの料金が発生する

大手キャリアで契約をしている場合、いわゆる『2年縛り』という2年間は他の会社に乗り換えることが出来ないようになっています。
つまり、他社に乗り換えるには24カ月ごとに訪れる2カ月間の更新月に、今契約しているキャリアを解約して格安SIM会社に乗り換える手続きをする必要があります。
そして、もし更新月意外に解約して他社に乗り換えた場合には違約金として9,500円支払う必要があります。だから、1~3ヵ月以内に更新月があるなら、その更新月が来るのを待ってから乗り換えた方がお得です。
逆に更新月が4カ月以上先にある場合にはすぐにでも乗り換えた方がお得になります。
又、その他にもスマホの電話番号をそのまま利用することが出来るMNP(ナンバーポータビリティー)を利用する場合には手数料として2000円必要になります。
違約金やナンバーポータビリティーの手数料などを支払うと一時的に出費は増えますが、2~3ヵ月以後はその出費以上に節約できるのでこの点もデメリットとまでは言えないですね。
解約する際は自分が使用しているキャリアの締め日を確認してから解約しないと、大手キャリア+格安SIMの2重で月額基本使用料を払わなければいけなくなるので注意してください。
デメリット4:LINEのID検索と電話番号検索が使えない

格安SIMではメッセージのやり取りや無料通話などの基本的な機能は問題なく使用できるのですが、『ID検索』と『電話番号検索』については使えません。
これは格安SIM会社で契約した場合には年齢確認情報が現状ではLINEに照合されていないため年齢確認情報を必要とする『ID検索』と『電話番号検索』を使用することが出来ないというわけです。
ただし、QRコードやふるふるを使った連絡先の交換や、自分のLINEアカウントのURLを送信することが出来るので、この点に関してもそこまで不便というわけではないのでデメリットとは言えないでしょう。
デメリット5:電波が悪い・通信速度が低下しやすい

格安SIMと聞くと回線の質が悪くて電波が繋がりにくいというイメージがあるかもしれませんが基本的には大手キャリアで利用していた時とほとんど変わりません。
なぜなら、格安SIM会社は大手キャリアの回線をレンタルして使用しているからです。
ただし、スマホの使用が混雑する時間帯には大手キャリアがレンタル用として提供している回線に複数の格安SIM会社が利用することになるので回線が混雑して若干通信速度が遅くなる傾向にあります。
なので、12時~13時などのお昼休みや仕事が一斉に終わる夕方5時頃は若干通信が遅くなる可能性はあります。
しかし、実際に私が格安SIMを利用していて今までよりも電波が悪くなったとか通信が遅くなったと感じたことはないのでデメリットとして考える必要はないと思います。
デメリット6:SIMロックの解除端末である必要がある

ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアで購入したスマホは、その会社が提供しているSIMカードしか利用できないような初期設定にされています。
これを一般的には『SIMロック』と言います。
このSIMロックが掛かっている状態では格安SIMを使用することが出来ないので、SIMロックを解除して他のSIMカードを入れ替えても使える状態に設定しなければいけません。
しかも、このSIMロックを解除できるのは、スマホを購入してから100日以上が経過しているスマホでなければなりません。つまり、スマホを大手キャリアから購入して100日以上経過していない方は格安SIMに乗り換えることが出来ないのです。
なので、スマホを購入して100日以内の人に関してはこの点はデメリットですが、それ以外の人に関してはデメリットではありませんね。
デメリット7:サポートを受けにくい

大手キャリアであれば全国のいろいろな場所に携帯・スマホショップを設置しているので、契約プランの変更や、操作の説明、故障時の修理などは店頭窓口に相談にいけば問題ありませんでした。
しかし、格安SIMに関しては大手キャリアほど全国のいろいろな場所にショップがあるわけではないので、何か問題が起きた時には電話やメールなどで直接メーカーのサポートセンターに問い合わせる必要があります。
最近では格安SIM会社のショップも増えてきているのですが、まだまだ大手キャリアほどのサポートは受けられないのが現状です。
ただ、全くサポートが受けられないわけでもないですし、サポートを受ける機会なんて年に1~2回あるかないかだと思うのでそこまで気にするほどのデメリットではないと思います。
デメリット8:初期設定を自分でしなければいけない

こちらも上記のサポートと同じようなデメリットではあるのですが、格安SIMに乗り換えた場合に最初のメール設定などは自分で行わなければいけません。
勿論、店頭で購入した場合にはその限りではないのですが、ネットで格安SIMに乗り換えた場合には同封されている初期設定の説明書のチラシを見ながら設定をする必要があります。
機械が苦手という人にとっては少し不安な部分かもしれませんが、初期設定といってもそんなに難しい内容ではないのでデメリットとまでは言えないと思います。
デメリット9:大手キャリアのサービスが使えない

格安SIM会社は大手キャリアの回線を使用していますが、大手キャリアが提供するサービスは使えません。
例えば、『dポイント』や『auウォレットポイント』などは格安SIM会社に乗り換えた段階でポイントが失効するので使えなくなってしまいます。
ただ、ポイントなどは乗り換えるまでに利用できますし、格安SIMに乗り換えることでポイント以上に節約できます。
その他にキャリアのアドレスを使用している『docomo.ne.jp』『ezweb.ne.jp』『i.softbank.jp』などのメールアドレスが使えなくなります。
なので、ネット通販などの会員IDなどをスマホのメールアドレスで登録している場合には変更するのが面倒くさいという点はあります。
ま~、今はLINEを使用している人がほとんどだと思うのでキャリアメールが使えなくなってもそんなに困らないのではないでしょうか。
デメリット10:一部テザリングが出来ない会社もある

外出先でスマホのテザリングを使用してパソコンやタブレット端末をネットに繋げている人も多いかもしれません。
大手キャリアは3社ともテザリングに対応していますが、一部の格安SIM会社はデザリングに対応していない会社もあります。
基本的には多くの格安SIM会社ではテザリングに対応しているのですが、もし頻繁にデザリング機能を使用するのであればデザリングに対応している格安SIM会社を選べばいいだけの話なのでデメリットと言えないですね。
デメリット11:電話が使えない期間がある

大手のキャリアから格安SIMに乗り換える時にナンバーポータビリティーを行った場合、その移行手続き中は電話が繋がらないという期間がありました。
ただ、今ではそういった電話が使えない期間というのもなくなっていて、実際に私がNPBで格安SIMに変更した時には不通期間は1時間もありませんでした。
だから、現状ではこのデメリットは解消されています。
デメリット12:乗り換え作業が面倒くさい

上記で色々と格安SIMに関してデメリットを上げてきましたが、正直言ってほとんどデメリットと言えるようなデメリットなんてないんですよね。
むしろ、格安SIMに乗り換える上で1番のデメリットだと感じたのが乗り換えるという作業が面倒臭いという事です。
乗り換えなければ何もせずに今のスマホ料金を払っているだけで楽なわけで、乗り換えるといろいろな作業をする必要があります。
手続きを申し込んだり、初期設定をしたり、SIMロックの解除をしたりと、1つ1つは大して面倒ではないのですが、それをまとめてやらなければいけないというのが格安SIMに乗り換える最大のデメリットではないかと感じました。
格安SIMのメリットの真相
続いては格安SIMに乗り換えた場合のメリットについて解説していきたいと思います。特にメリットの③に関しては多くの人が思っている以上に大きなメリットなのでこの点をしっかりと理解してもらいたいです。
メリット1:〇年縛りなどの規約が会社が多い

大手キャリアでは当たり前のように契約をすると2年間は他社に乗り換えることが出来ず、仮に乗り換えた場合には違約金が発生する『2年縛り』が設けられています。
一方で、格安SIMに関しては大手キャリアと同じく1~2年の縛りを設けている格安SIM会社もありますが、縛り期間を一切設けていない格安SIM会社もあります。
だから、実際に乗り換えてみて自分の使用パターンと選んだ格安SIM会社が合わず、料金が大手キャリアの時と変わらなかった場合にはすぐに乗り換えることができるというわけです。
これなら格安SIMに乗り換える上での精神的なハードルがかなり低くて良いですね。
メリット2:自分の利用状況に合わせたプランが選べる

格安SIM会社には数十種類あって、その会社によって価格が安かったり、電話料金が安かったり、通信データが大容量だったりと特徴が全然違います。
だから、自分のスマホの使用状況に合わせて料金プランを選ぶことが出来るのでスマホ料金のコストを最大限に抑えることが出来ます。
ただ、注意点としては自分の利用状況にあった料金プランを選ばないと大手キャリアを利用していた時とあまり料金が変わらないということになるのでその点は注意が必要です。
この“自分にあった格安SIM会社の選び方”に関しては記事最後の関連記事を参考にしてみてください。
メリット3:価格が安い
MVNO名 | 月額料金(1GB) | 月額料金(2GB) | 月額料金(3GB) | 月額料金(4GB) | 月額料金(6GB) | データチャージ料 |
イオンモバイル | 1,280円 | 1,380円 | - | 1,580円 | 1,980円 | 1GB/480円 |
mineo | 1,500円 | - | 1,600円 | - | 2,280円 | 100MB/150円 |
DMMモバイル | 1,260円 | 1,380円 | 1,500円 | - | - | 1000MB/480円 |
ll Jmio | - | - | 1,600円 | - | 2,200円 | 100MB/200円 |
Yモバイル | - | 1,980円 | - | - | 2,980円 | 500MB/500円 |
ハッキリ言ってこのメリット1つでこれまで紹介した格安SIMに乗り換えるデメリットを超えます。
月々のスマホ料金が半額以下になる人も多いと思います。実際に私の場合の具体例を出してどれぐらい月々の使用料が安くなったかをご紹介します。
私はもともとソフトバンクを契約していたのですが毎月のスマホ料金は9,000円~10,000円の間でした。しかし、格安SIMに乗り換えたところ月々のスマホ料金が2,000円代前半になりました。
金額でいうと7,000円安くなりました。7,000円ですよ?1年間で考えると84,000円です。
中には、節約できるのが月々5,000円~7,000円ぐらいなら乗り換えるのが面倒臭いし、このままでも良いかな?と思った人もいるかもしれません。

しかし、月々5,000~7,000円を侮ってはいけません。例えばこれが30年続けば180~240万円節約できることになります。
その節約できたお金を国内外の株式や債券、REITに積み立て投資そして5%のリターンを仮に得ることが出来た場合には30年で400万を超えてきます。
たった格安SIMに変えるだけでこれだけの金額が変わる可能性があるわけなんです。
これなら格安SIMに乗り換えるメリットが大きくないですか?
まとめ:大半の人は格安SIMに乗り換える方がメリットが大きい
これまで格安SIMに関するデメリットとメリットの真相について解説していきました。おそらく、格安SIMに乗り換えることはデメリットよりもメリットの方が大きいと理解してもらえたのではないでしょうか。
確かに、自分にあった格安SIM会社を選んだり、手続きをしたりするのは面倒臭い事かもしれません。
しかし、そのちょっとした面倒を我慢して格安SIMに乗り換えるか乗り換えないかで、5年後10年後、数十年後にあなたが月々に払うスマホ料金は圧倒的に変わってきます。
そう考えると、あなたが格安SIMに乗り換えない理由は見つからないのではないでしょうか?
もし、どんな格安SIMに乗り換えたらいいかわからない場合には
下記の関連記事を参考にしてみて下さい!

行政書士として活動しながら、仮想通貨やFX、株などの投資を実践中。今後は海外移住を視野に入れ、海外不動産屋や海外金融商品なども勉強中。プロフィールの詳細はこちら