
三村佳輔

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どうもこんにちは、三村です。
テーマを絞って少額から株式運用が体験できる、テレビCMでも話題のサービスFOLIO(フォリオ)。
サポート体制も充実していて、リバランスや売却の提案もしてくれる優れもの。
わたしも大好きで楽しく運用してのですが、ある疑問が浮かびます。
・・・
というのも先日、初めてリバランスの提案がきました。
でもよく見ると、ん??と疑問を感じざるを得ないところがあったので、ここに報告します。
また、そこから見えてきた本当のリバランス提案理由についても考察してみました。
この記事の目次
そもそもリバランスって何?

リバランスとは、ポートフォリオ運用をおこなう際に、相場の変動などにより変化した投資配分の比率を調整することです。
テーマを運用していると、時間の経過とともにそれぞれの株価が変動し、フォリオが提案する最適な資産配分の比率とズレが生じてしまうので、定期的にその「比率の修正」をご提案いたします。
ご提案内容には、テーマに沿った最適な銘柄を維持するための「銘柄変更」が含まれる場合があります。
なお、その提案でリバランス注文をおこなうか行わないかは、お客様にお選びいただきます。
リバランスは簡単に言うと「高く売って安く買う」ができるので、
資産を効率よく運用することができます。
ただ、やりすぎるとその都度手数料がかかってしまうわけなので、
初心者にはなかなかタイミングが難しいかもしれません。
FOLIOはこのリバランスのタイミングをプロがサポートして知らせてくれます。
なので親切だなぁと思っていましたが、
実際にリバランスの提案を受けて感じた疑問が以下の2つです。
FOLIOのリバランス提案に疑問を感じる2つの理由
理由1. 買った1カ月後にリバランス提案が来た
FOLIOのHPによると基本的には3ヵ月に1回の提案です。
ただし、テーマへの関連性がより高い銘柄が出てきた場合や、ある銘柄がそのテーマにふさわしくなくなった場合は、不定期に銘柄入れ替え(リアロケーション)の提案をすることがあります。
私は2018年1月9日に人工知能のテーマを購入して、
ちょうど1カ月たった2月9日にリバランスの提案がきました。
こんな感じで、メールが届きます。


基本的にリバランスは3ヶ月に1回、銘柄の入れ替えは不定期に行うとなっています。
ですが今回、開始一カ月でなぜか銘柄の入れ替えではなく
単なるリバランス提案が届いたわけです。
・・・え?なんで??
まあ常に株価は変動してるので定期的なリバランスは必要だと思いますが、
リバランスする手数料も馬鹿にならないですからね。
これって、本当にやる必要あるのかなぁ・・・。
理由2. 全銘柄含み損なのにリバランス
基本的にリバランスは「値上がりしている株を高く売って、値下がりしている株を買い増す」のに、今回は全銘柄が値下がりしているのになぜかリバランス提案が届きました。
リバランスの詳細は
- テクノスジャパン ⇒ 1株売却
- 小松製作所 ⇒ 1株売却
- 三菱電機 ⇒ 1株売却
- カドカワ ⇒ 4株売却
- さくらインターネット ⇒ 6株買増し
- ソニー ⇒ 1株買増し
- エヌ・ティ・ティ・データ ⇒ 1株買増し
全銘柄が含み損なので「全銘柄を1株ずつ買い増す」とかならわかりますが、
値下がりした株を売却する=損を確定させるだけになります。
これではあまり意味がないどころか、もしかしたらただ損するだけのような気も・・・。

FOLIOがリバランスを提案する本当の理由

FOLIOがリバランスを提案する理由は、もちろん利用者の資産を増やすためです。
利用者の資産が増えないとFOLIOも儲からないので。
そこは同じ船でしょう。
でもぶっちゃけて言ってしまえば、
いっぱい取引(リバランス)して
どんどん手数料払ってよ~
ていう裏のホンネもあるわけですよ。
そもそもFOLIOの取引手数料は0.5%と比較的安く設定されています。
これは私たち利用者にとっては嬉しい限りではよね。
一回の取引手数料が安いに越したことはありません。
一方、そんな中でFOLIOの運営側が利益を出すには、
できるだけ多くの回数取引してもらって手数料をもらうしかないわけです。
・・・
できるだけ取引回数を増やしてもらうしかない
↓
リバランス提案を頻繁にするしかない
↓
利用者の利益率は無視するしかない……
こんな不健全な方向に向かわないことを祈るばかりです。

それに、万が一FOLIOが潰れても法律により1000万円までは補償があるので、このあたりは銀行預金と同じくらいの安心感はもっても大丈夫ですからね。
まとめ ~リバランス提案をする前に一考を~
今回はFOLIOのリバランスについて私なりの感想を述べさせてもらいましたが、FOLIOも商売なのでリバランスの提案を頻繁にしてきます。
ただ、お客さんと経営陣どちらか一方だけが有利なサービスなんて普及しません。
経営側にはもちろんビジョンや信念もあるでしょう。
「利益ももちろん追及するけど、それ以上に利用者の利益も確保するためリバランス提案する」であってほしいですし、そうあるべきだと思います。
ただ、今のところ毎回すべてのリバランス提案に素直に乗ってしまうと手数料負けしてしまう可能性もあるので、そのあたりは自己判断も必要でしょう。


現在ウェブマーケティング会社を経営しながら、ビジネスと投資の2本立てで中長期視点での資産構築を目指す。海外金融商品の複利パワーを活用しながらさまざまな投資を組み合わせ実践中。プロフィールの詳細はこちら
リバランス内容の確認や注文手続きはマイページより行ってください。